著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

フジテレビ“CM消滅”で「『古畑任三郎』『踊る大捜査線』をゴールデンで放送も」の苦渋の選択

公開日: 更新日:

 しかも、フジテレビのこの危機がいつ落ち着くのかも不透明。そこで一部のテレビ関係者の間で囁かれているのが、「ゴールデンタイムで、人気映画や、過去のフジテレビ制作の人気ドラマの再放送を流す」というもの。撤退したクライアントが戻ってくるまで、「古畑任三郎」や「踊る大捜査線」「コンフィデンスマンJP」といった過去の強力なコンテンツで急場をしのぐという案が出ているという。

■料金を大幅に安くして通販のCMを…

 厳しい現実に直面しているフジテレビの営業現場からは、小規模なクライアントと、大幅にダンピングしたCM放映料の駆け引きが続けられている話も聞こえてきた。テレビ局としての体裁を保つために、通販などのCMを入れることで、この現状を何とか打開しようという。

「もしかしたら会社がなくなるのでは……という危機的状況ですから、なりふり構わずやる、というのが正直なところでしょう。フジテレビという会社の看板の上にあぐらをかいてきた社員は本気で身の振り方を考え始めているし、港社長の会見以来、スタッフのモチベーションはダダ下がり。満足に仕事が手に付かないのが現状です」(フジテレビ関係者)

 大手スポンサーがフジテレビに戻るのはいつになるのか、そもそも戻ることはあるのか……。フジテレビがテレビ局として存続できるのかも含め、27日の会見次第でその方向性がおぼろげながら見えてくるのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理