著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

映画「国宝」もそうだった…ヒット作には必ず“口コミ効果”がある

公開日: 更新日:

 1年半近く取り組んだ撮影。女形の歌舞伎役者になり切った演技は「凄い役者」と絶賛されている。

「芸は身を助ける」とは言うが、泥酔騒動などすべてを吹き飛ばし俳優としての評価を上げた。これが大河俳優の底力かもしれない。

 吉沢はライダー出身俳優。朝ドラ「なつぞら」でヒロインの幼馴染み役で注目を浴びた。その後も映画「キングダム」など話題作に出演。2021年の大河「青天を衝け」で渋沢栄一を演じた。

「1年近く取り組む大河は俳優として確実に成長させる。映画監督も大河の演技は必ず参考にする。“国宝”は女形の歌舞伎俳優が主人公。美形の顔の吉沢にはぴったりハマった」(映画関係者)

 吉沢とライバル関係になる同じ女形歌舞伎俳優を演じたのも、放送中の大河「べらぼう」で蔦屋重三郎を務める横浜流星。新旧の大河俳優の共演もヒットの一因だろう。

 映画の素晴らしさを改めて教えてくれた作品になった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 2

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  3. 3

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  4. 4

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  5. 5

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 7

    近藤真彦「ヤンチャでいたい」にギョーカイ震撼!田原俊彦をも凌駕する“リアル・ジャイアン”ハラスメント累々

  3. 8

    「モーニングショー」コメンテーター山口真由氏が5週連続欠席…気になる人間関係と体調を心配する声

  4. 9

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  5. 10

    参政党の躍進は東京、神奈川だけにあらず? 地方では外国人規制に“地元ネタ”織り込み支持拡大狙い