映画「国宝」もそうだった…ヒット作には必ず“口コミ効果”がある
1年半近く取り組んだ撮影。女形の歌舞伎役者になり切った演技は「凄い役者」と絶賛されている。
「芸は身を助ける」とは言うが、泥酔騒動などすべてを吹き飛ばし俳優としての評価を上げた。これが大河俳優の底力かもしれない。
吉沢はライダー出身俳優。朝ドラ「なつぞら」でヒロインの幼馴染み役で注目を浴びた。その後も映画「キングダム」など話題作に出演。2021年の大河「青天を衝け」で渋沢栄一を演じた。
「1年近く取り組む大河は俳優として確実に成長させる。映画監督も大河の演技は必ず参考にする。“国宝”は女形の歌舞伎俳優が主人公。美形の顔の吉沢にはぴったりハマった」(映画関係者)
吉沢とライバル関係になる同じ女形歌舞伎俳優を演じたのも、放送中の大河「べらぼう」で蔦屋重三郎を務める横浜流星。新旧の大河俳優の共演もヒットの一因だろう。
映画の素晴らしさを改めて教えてくれた作品になった。