俳優・タレント中本賢さんにとっての「釣りバカ日誌」シリーズ名場面

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中本賢さん(俳優・タレント/69歳)

 松竹の人気シリーズとして知られる「釣りバカ日誌」。現在、BSテレ東で放送されて話題だが、西田敏行演じるハマちゃん、三国連太郎演じるスーさんの名コンビを支える隣人の八郎を演じたのが中本賢さん。「釣りバカ」シリーズの魅力と中本さんにとっての名場面を語ってもらった。

  ◇  ◇  ◇

「釣りバカ」の第1作が公開されたのは1988年。当初は1回こっきりの映画として製作されたのですが、評判がよくてシリーズ化され、2009年まで全22作が公開されました。第1作の撮影が終わった時に打ち上げまでしたので、まさかあんなに続くとは思ってもいませんでしたね。

 当時、松竹の封切りは2本立ての時代でした。1本はメインの「男はつらいよ」の寅さん映画。もう1本は関西の芸人さんたちで作った新喜劇みたいな映画が多かったです。聞いた話では、関西では寅さんのウケがあまりよくなかったそうで、それで関西でもウケる映画を作ろうと「釣りバカ」が誕生したそうですよ。

 最初は単発の企画でしたが、関西での評判がよくて、じゃもう一本もう一本と重ねていくうちに、いつの間にか、寅さんに続く長いシリーズになっていたという感じです。

 僕の芸能界のスタートはハンダースというお笑いグループでした。時代的に西田さんがテレビに出始めた時期と重なり、西田さんとはバラエティー番組でご一緒することも多く、グループ解散後はドラマなどで何度も共演しました。

「釣りバカ」は何といっても、西田さんが作る雰囲気が素晴らしいということに尽きます。西田さんはとにかく仕事を楽しくやるタイプ。テレビと違って映画の現場は厳しいですが、それでも西田さんはいつも楽しそうでした。ハマちゃんを演じる西田さんの明るさが、スクリーンを通じて多くの人に愛されたのだと思います。

 メジャーリーグの大谷選手を見ると、いつも西田さんを思い出します。プレッシャーを楽しみに変える力は同じ。きっとどの世界でも特別な魅力を生むのでしょうね。

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