600万人が悩む びりびりジンジンは「神経障害性疼痛」だ

公開日: 更新日:

 帯状疱疹(ほうしん)が治った後に痛みが続く人もいる。持続的に焼けるような感覚や、「ヒリヒリ」「チカチカ」という痛み、触れるだけで痛みを感じる「アロディニア」という状態に苦しむ人も。
「ほかに座骨神経痛や脊椎管狭窄(きょうさく)症による痛みも神経障害性疼痛の一種です。痛みが長期間続く、電気が走るような痛みを感じる、痛みに波があるなどの症状があれば、それは神経の痛みかもしれません」(※表参照)

■ペインクリニックを受信

 我慢できないほどの激痛ではないため、放置する人も少なくない。しかし……。
「痛みが全身にまで広がり動けなくなったり、うつ傾向が出て精神的に落ち込んでしまったり、心身ともに悪影響が出てきます。痛みを引き起こしているもとの病気も当然悪化しますね。がんの腫瘍が神経を圧迫して痛みを発している場合もありますから、注意が必要です」

 身に覚えがある人は、ペインクリニックを受診するのがベスト。
「その痛みが一体どこからきているのか明らかにする必要があります。中には精神疾患からくる痛みや、脳卒中などによる中枢神経の障害からくる痛みもありますから、そうなると治療方法も変わってきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし