危ない脳梗塞を予防 画期的新薬の「うまみ」と「泣きどころ」

公開日: 更新日:

 実際、腎機能の悪い人に出血事故が起き、2013年には日本循環器学会は透析患者を含む高度腎障害のある患者にはダビガトランを投与しないよう、呼びかけている。

 糖尿病の影響で知らず知らずのうちに腎臓が悪くなっている人もいるから要注意だ。

「先に述べたように3つの新薬はワーファリンのように食べ物や栄養状態によって効果が増減することがないため、受診のたびに血液検査で効き目を確認し、そのたびに薬の量を増減する必要はありません。半面、効き目が確実にわかる検査方法もありません。飲み始めに、血液が固まるまでの時間を計るなどして、出血症状に注意する必要があります」

 さらに、間質性肺炎、皮疹や出血などの副作用が2割弱に起こることがわかっている。ほとんどの人は薬を継続できるが、副作用が起きないよう、主治医とよく相談することが大切だ。

 新薬は使いながら安全性を積み上げている段階の薬。医師任せにせず、自分でよく勉強して使うことだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?