骨粗鬆症の椎体骨折が楽に治る「経皮的後弯矯正術」

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「バルーンによって肺塞栓症のリスクは従来の方法よりかなり減りました。致死的な合併症を減らせた意味は大きく、保険適用につながったのです」

 骨セメントの最大のメリットは、すぐに固まることだ。つまり椎体骨折の痛みがすぐに治まる。全身麻酔で手術は行われるが、術後、麻酔が覚めた頃には、骨セメントは固まっている。痛みで歩けなかった患者が、退院時には歩いて帰れる。

 外科的治療なので入院は必要であるものの、大きく背中を切るわけではないので体への負担は小さい。手術前日に入院し、術後は1~2日様子を見るので、2泊3日あるいは3泊4日で行われる。

「肺塞栓症に加えて、合併症としては、骨セメントを入れた部分と、そうでない部分の骨の硬さが違うことで起こる『隣接骨折』があります。しかし、十分な管理下で治療が行われるので、隣接骨折に迅速に対応でき、大事にはなりません」

 経皮的後弯矯正術は施設と医師どちらも認定を受けたところでしか行われていないが、2013年1月時点で300施設強にまで上っている。適応は、「保存療法で痛みが改善しない場合」となる。

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