骨粗鬆症の椎体骨折が楽に治る「経皮的後弯矯正術」

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 経皮的後弯矯正術は、「椎体形成術」という治療法のひとつ。つぶれて骨折したところに“何らかのもの”を入れて、骨を固定化させる方法だ。“何らかのもの”には、リン酸カルシウムや自家骨などがあった。経皮的後弯矯正術では、骨セメントを使う。

「骨セメントを用いた椎体形成術はこれまでにもありましたが、認可されていませんでした。骨セメントを骨折したところに入れる時、圧をかけるのですが、折れた骨の間から骨セメントが漏れて血管の中にセメントが混じり、肺まで運ばれて肺塞栓症という命に関わる合併症や脊髄の通り道にセメントが漏れ出す等の合併症を起こすリスクがあったからです」

■痛みで歩けなかった人が治療後歩いて帰ることも

 ところが今回、バルーン(風船)を用いた治療法が開発された。背中に5ミリの穴を2カ所開け、そこから特殊な器具を使ってバルーンを骨折箇所に入れる。バルーンを膨らませることで、つぶれた背骨が元の立体的な形に戻り、さらに空間ができる。そこに骨セメントを入れるので圧をかけずに済み、合併症のリスクが低くなる。

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