血圧、アレルギー、睡眠が変化 暖かい家は健康寿命延ばす

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■簡単なリフォームでも効果あり

 東京都健康長寿医療センター研究所の高橋龍太郎副所長は言う。
「高齢になると、家の中で過ごす時間が長くなります。寒い時季に外出する際は、厚着をするなどそれなりに寒さ対策をして出かける人も多いのですが、家の中では薄着のまま過ごしているケースがほとんどです。断熱レベルが低い家は外気温に合わせて室内の温度も下がりますから、温度変化によって血圧が急激に上下動するリスクがアップします。部屋全体が暖まっている適温での生活が、血圧を安定させることにつながります」

 さらに、高断熱の住宅は外気の影響が少なく、湿度をコントロールしてカビの発生を抑えることができる。

「カビはアレルギーを悪化させる大きな要因です。断熱レベルの高い住宅で、目、鼻、皮膚などのアレルギー疾患が改善されるのは、カビによる影響が少ないためだと考えられます。ニュージーランドのオタゴ大が2年間にわたって古い家1400戸を対象に行った大規模調査では、断熱改修した住宅は湿度変化が少なく、断熱材入りの家の住人の方が、風邪や気管支疾患によって学校や会社を休むケースが少なかった。カビの臭いが減り、通院や入院も減ったという結果が出ています」(高橋副所長)

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