濃いルーほど効く カレーとアルツハイマーの深~い関係

公開日: 更新日:

■生ウコンより乾燥ウコン

 愛媛県産業技術研究所の調査では、100グラム中のクルクミン含有量は、秋ウコン160ミリグラム、春ウコン20ミリグラム、紫ウコン0ミリグラムだった。意外なことに、生のウコンより乾燥させたウコンの方が含有量が多くなり、乾燥粉末の秋ウコンなら500ミリにも達する。秋ウコンは包丁で切ると、人参のように赤みがかっているのが特徴。一方、春ウコンは白い。カレーを選ぶ際は、辛い・甘いではなく、色の濃いルーを選ぶべきだ。

 では、どれくらいの頻度で食べるべきか?

「同じ食品を毎日食べることは、アレルギーを誘発したり、同じ添加物を重ねて体に入れることにもなります。まあ、週に2、3回も食べればいいでしょうが、問題がなければ毎日食べてもいい。カレーには、蕃椒(唐辛子)、丁香(グローブ)、大蒜(ガーリック)、陳皮(ミカンの皮)など漢方として扱われる素材が豊富。カレー以上の栄養食はありません」

 日本のアルツハイマー患者は約116万人(厚労省=2010年)で、人口比ではアメリカの半分程度。さすがはカレーが“ニッポンの国民食”と呼ばれることだけはある。目指すは1日3食、365日カレーのインド人だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性