しつこい関節痛消えた 「血管なくす」新治療法に驚きの効果

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 注射やカテーテル治療などで新生血管を消滅・退縮させるのだが、その効果は抜群。10年近く苦しんでいた関節痛が完治した例もあるという。

 なぜ、新生血管は痛みの原因になるのか?

「肩やひざ、腰などの関節に炎症が起きると、一時的に新生血管ができます。神経は血管と対になって増えますから、知覚神経が集まる関節付近ではその影響で痛みが強く出るのです。しかも、新生血管は炎症細胞を呼び込み、炎症自体を長引かせるため痛みが長引くのです」

 むろん、炎症が消えると新生血管とその周囲の神経線維もなくなり、痛みも治まる。ところがまれに、毛細血管の手前で動脈から静脈に直接流れ込む血管ができることがある。すると、体はその先の組織は血管が少ないと判断。新生血管を作る指令を出すため不要な血管と神経がいつまでも居座って、痛みがさらに長引くことになるという。

「これに気づいたのはある乳がん患者さんとの出会いがキッカケです。当時私はがん治療専門医で、がんを増殖させる新生血管をカテーテル治療で消滅・退縮させる仕事をしていました。たまたま、その患者さんが“実は肩が痛くて手が上がらないの”とおっしゃっていたので、肩の関節に栄養を送る血管を調べたところ、やはり新生血管が見つかったのです」

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