ビタミンCと断糖療法を併用 副作用ほぼゼロの「ガン治療」

公開日: 更新日:

 がん細胞は糖質(ブドウ糖など)を主な栄養源として増殖することが分かっている。ブドウ糖とビタミンCは化学構造が酷似しており、がん細胞が飢餓状態(断糖状態)に陥ると、ブドウ糖の代わりに、非常によく似たビタミンCを真っ先に“食べてしまう”そうだ。

「そこで過酸化水素が発生してがん細胞を殺す──そう考えたのです」

 西脇院長がこの治療法を始めたのは2007年、別の病院での勤務医時代のことだった。

Q 超高濃度の濃さは?

「普通の人が病気にならないためのビタミンCの必要量は5.5~16.8マイクログラム/ミリリットルです。がんの治療のためには、これを3500~4000マイクログラム/ミリリットルの高濃度になるようにして投与します」

 寝不足状態や喫煙のあとはビタミンCの血中濃度が上がらないので注意が必要。点滴時間は1時間半~3時間程度。料金は、初回は25グラム1本1万800円。以降はがんの大きさに応じて50グラム1万8360円~。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々