医師もほとんど知らない「がん最先端放射線治療」の実力

公開日: 更新日:

「通常量の5~6分の1の抗がん剤を飲み薬や点滴で用います。注意していただきたいのは、抗がん剤と放射線の併用治療とは異なる点です。併用治療では、抗がん剤、放射線のどちらの効果も期待しますが、副作用も大きい。一方、抗がん剤を増感剤として用いる場合、放射線治療の効果を高めることが目的で、抗がん剤の副作用が生じないレベルまで量を調整します」

 最初は「抗がん剤がいやだから放射線を選んだのに……」と渋る患者も、実際に受けると、抗がん剤の副作用がないことに驚くという。

乳がんのコータック治療】

 これも増感剤の一種で、特に乳がんに対して行われている。放射線の間接作用を無効にする抗酸化酵素に対し、それを分解する過酸化水素と、過酸化水素をとどまらせるヒアルロン酸を患部に注射する。兵庫県立加古川医療センターの小川恭弘院長が高知大教授時代に発案し、高知大だけで200例以上、全国では500例以上が実施されている。

「放射線単独で行った時の3倍の効果になると報告されています。過酸化水素の安全性が高いことも利点です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道