早期発見で克服も 膵臓がんの最新検査「EUS-FNA」とは

公開日: 更新日:

 MRIで膵管の異変や嚢胞が確認されたら、次は超音波内視鏡の検査だ。通常の超音波とは違い、胃に挿入し、膵臓に高周波の超音波を当てて解像度の高い画像を撮影する。

「膵臓全部を調べられ、3ミリ前後までの腫瘍をチェックできます」

 もし腫瘍が見つかったら、内視鏡を通して針を膵臓に刺し(穿刺)、細胞を取り出す(吸引)。この一連の流れが、冒頭で挙げた「EUS-FNA」になる。

 膵臓がんの90%は腺がんと呼ばれるタイプだが、別のタイプもある。抗がん剤の種類や治療方針が同一ではないので、穿刺と吸引で組織診断をしないと患者の予後にかかわる。これは乳がん胃がん大腸がんも同様だ。

 これらの検査で膵臓がんと確定診断されれば、手術など最も適した治療が行われる。早期であれば、前出の通り、5年生存率も高くなる。

 EUS-FNAは2010年に保険適用になり、行っている医療施設が増えているが、押さえておくべきことがある。


「我々が小さな異変を見落とししないようにするには、超音波内視鏡検査のトレーニングを積むことが必要です。もちろんEUS-FNAでも同じことで、トレーニングが不十分であると正しい検査結果を得られるとは限らないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網