治療遅れはQOL直結 頭頚部がん早期発見に5つの必須サイン

公開日: 更新日:

「しかし原因不明で、2~3週間以上嗄声(声がれ)が持続し、長期にわたって喫煙習慣がある方は、喉頭がんの可能性があります」

 声帯ポリープでも声がれがあるが、専門家が見れば、がんかどうかがすぐにわかる。

 さらに、声に力が入らない、声が割れる、連続した一定時間の発声ができないといった場合、声帯を動かしている反回神経の麻痺が考えられる。進行した喉頭がん、甲状腺がん、下咽頭がんなどで起こりやすく、さらに肺がんの進行状態のサインでもある。

(3)首にしこりがある

「しこりが1個だけ触れる」あるいは「いくつかのしこりが連続して固まっている」「しこりがコロコロ動く」「しこりが固定して動かない」「しこりを押すと痛みを伴う」などは、頭頚部がんに詳しい医療機関を受診すべき。頭頚部がんのリンパ節転移の可能性がある。

(4)鼻血や血痰が2~3週間以上続く

 上顎がん、鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、上中下の咽頭がん、舌がんなどは、がんの増大や損傷で出血を起こすことがある。出血が継続するなら、専門機関の受診が必要である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性