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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

セレブも注目の冷凍治療 米FDAが“ちょっと待った”と警告

公開日: 更新日:

 こう暑いと涼しい話題の一つも欲しくなりますが、米国では今、セレブの間で大人気の「冷凍治療=カイロセラピー」に対し、FDA(食品医薬品局)が注意を促す異例の声明を発表。波紋を広げています。

「全身カイロセラピー・タンク」と呼ばれるそれは、タンクの中で最低マイナス180度の冷気を2~4分当てるもの。

 冷気が皮膚の温度を下げることで痛みを軽減し、腫れが引き、血流を促すとして、さまざまな効果が喧伝されています。関節炎、片頭痛、多発性硬化症、不安神経症やうつ病、不眠、アルツハイマー病といった病気への効果や、肌を引き締めセルライトを減らすアンチエイジング効果、痩せる効果などをうたう施設もあります。

 昨年あたりから全米のウエルネスセンターに登場し、ケイト・モス、ジェシカ・アルバら多くのセレブや、五輪代表であるアリソン・フェリックスらアスリートも利用していることで有名になりました。

 一方で、医療専門家は「カイロセラピーの臨床研究はいまだ発展途上で、効果はほとんど証明されていない」と警鐘を鳴らしていました。

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