松枝茂房さん 週1回の加圧トレーニングで叶えたプロ復帰

公開日: 更新日:

プロボウラー64歳<突発性左大腿骨頭壊死>

 特発性左大腿骨頭壊死と診断されたとき、医師からは「プロボウラーを続けるのは無理でしょう」と言われました。でも、3年後に「トーナメント出場順位決定戦」で復帰。64歳の今もプロインストラクターとしてボウリングを続けています。

 病気の始まりは今から20年前のことです。トーナメントで九州遠征に行った日の宿泊先で、突然左脚の股関節が痛くなったんです。どこかにぶつけた覚えもないし、転んだわけでもない。でも、少し脚を上げるだけで痛みが走り、歩くのがやっと。これはただごとじゃないと思いました。

 トーナメントを欠場して東京に戻り、すぐに大学病院へ行った結果、特発性の左大腿骨頭壊死だと分かりました。この病気は、大腿骨頭への血流が低下して骨頭の組織の一部が死んでしまう原因不明の病気で、難病に指定されています。負荷がかかることによって骨頭が潰れてしまうので、股関節を動かすたびに痛みが走ります。私の場合、ボウリングの軸足である左脚にそれが起こったわけです。競技はおろか、寝返りを打つこともままならない状態になり、目の前が真っ暗になりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    森保監督がブライトン三笘薫を代表招集外にしたウラ側…10日パラグアイ戦、14日ブラジル戦へ

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  2. 7

    フリーの風間俊介&生田斗真は大活躍も…旧ジャニ「ドラマ班」次世代は“自称”止まりの寂しい現状

  3. 8

    テレビはグルメ、熊、線状降水帯ばかり…もっと大事なことを放送したくないための隠れ蓑か

  4. 9

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 10

    次の自民党総裁選が誰でも菅義偉が“陰の主役”…絶対王者の力の源泉は何なのか?