専用婚活サイトまで登場 歯科医師を悩ませる“深刻”嫁不足

公開日: 更新日:

 歯医者さんの嫁不足が心配されている。

 厚労省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、現在、国内の歯科医は10万2551人。その内訳は男性8万256人、女性2万2295人で、平均年齢は49.8歳と高齢化の一途だ。同じ職場には歯科衛生士や歯科助手といった女性もいるにはいるが、いかんせん規模が小さければ出会いの機会は限られてくる。

 世間も羨むセレブリッチなら引く手あまただが、街の歯科クリニックは乱立ぎみ。需要と供給のバランスで歯科医の平均給与は年々下がり続け、現在は残業代込みで621万円だ。もちろん、開業して数億円も稼ぐ歯科医もいるが、昔のようにみんなが外車に乗っているようなイメージはない。その影響もあってか、歯科医の生涯未婚率は、男性12.2%、女性11.9%(「就業構造基本調査」=その他の保健医療従事者)と上昇中だ。

 そこで登場したのが、歯科医院で働く人専用の婚活サイトである。インプラント器材や技工材料などを扱う通販サイト「歯愛メディカル」と結婚紹介サービス「パートナーエージェント」がタッグを組み、6万軒の会員病院向けに「Ciしあわせエージェント」を開設したのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々