心筋梗塞や脳梗塞も 肉好きの「便秘」に潜む重大リスク

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「トイレでいきんで血圧が急激に上がるからだけではありません。人の腸管の中には600兆個にも及ぶさまざまな細菌が腸内フローラ(腸内細菌叢)をつくっていて、臓器のようにさまざまな働きをしています。そのひとつに赤身の肉や卵黄などに含まれるホスファチジルコリンなどのトリメチルアミン(TMA)への代謝があります。便秘で腸内細菌叢が変化することでその働きが強まる可能性もあるのです」

 TMAはその後、消化管から吸収されて肝臓で酸化されトリメチルアミンNオキシド(TMAO)に変わる。これが貪食細胞のマクロファージを泡沫化するなどして、動脈硬化を起こす。

「ネイチャー・メディスン」(2013年5月号)に掲載された米国クリーブランドクリニックの研究者らの論文では、心機能検査を受けた男女2595人の記録を解析したところ、TMAO濃度が高いほど心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患リスクが上昇していたという。同様の研究が他に複数報告されている。

■食事によるコレステロール摂取量は20%


 しかし、動脈硬化の原因は肉やバターなどの動物性の脂肪に多く含まれる脂肪酸が血液中のコレステロールを高めるからではなかったのか。

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