酸味が苦手? 味の好みで分かる糖尿病の悪化しやすい人

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 また、酸味が好きな人は、比較的食習慣が良く、さまざまな食品・食品群を取っていた。このことから、「酸味が好き=血糖コントロールを良くする」ではなく、酸味が好きな人は食に気を使っている傾向があり、結果的に、血糖コントロールが良くなっている可能性が考えられる。

■「食事をカラフルに」を心がける

 さらに、羽鳥氏が今回の調査で改めて痛感したのが、「食への無関心さ」だ。

「特に男性に多かったのが『女房に任せているので、(食習慣や食べているものなど)分からない』という回答です」

 油脂類について「取っているか分からない」と言う。「市販のお弁当は食べていない?」と聞くと、「食べている」と答える。「お弁当には揚げ物など油脂類が入ってますよ」と言うと、○をつける――といった具合だ。「ポン酢には醤油が入っていないと思っていた」「菓子パンが“菓子”だと知らなかった」という人も珍しくない。

「こういう人ほど『○○○が血糖値を下げる』といった情報を耳にすると、一つの食材だけを取ろうとします。バランスよくさまざまな食材を取ることが重要です」

 栄養知識を身に付けるのがベストだが、難しいなら、カラフルな色の食材がテーブルに並ぶように心掛ける。ざるそばでは一色だが、野菜や肉、納豆などがのったそばにして副菜をつければカラフルになる。簡単なことすらできていない人は多い。そこから始めよう。

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