本当に怖いのか?<2> 気がついたら終わっていたは本当か

公開日: 更新日:

「歯槽骨がやせてインプラントの埋入が困難と判断すると、患者さんの体から移植用の骨を取り出して補填する方法があります。この場合、手術部位が2カ所になります。人工骨の骨補填剤が使われることもあります。ただ、体内に異物が入れば、免疫組織が反応するのは当然。ですから、自身で骨を再生させて、人工骨を使わない方法も開発されています」

 インプラント治療の費用は、通常の保険診療と違って、歯科医師が自由に設定していいことになっている。そのため、初期費用こそ格安であるものの、後で細かく追加料金を請求され、総額では高くなるケースもある。

「よくあるのは1本○万円とうたっておいて、治療法の違いや、インプラントの上に載せる人工歯、治療期間中に使う仮歯、治療後のケア代などを次々と請求するケースです。それを避けるには治療費の総額の見積書を治療前に提示してもらうことです」

 ちなみに、インプラントは「インプラント体」(人工歯根=歯槽骨に埋入する主にチタンで作られたねじのような部分)、「支台」(アバットメント=インプラント体と人工歯冠をつなぐ部品)、「上部構造」(人工歯冠=歯冠部分)の3つからなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」