著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

関東以外の私立医科大学 付属病院数は関東の半分

公開日: 更新日:

 関東以外の私立医科大学を見ていきましょう。〈表〉に示した6校が対象になります。岩手医科大学(岩手県)は、歯学部と薬学部を持っているので比較が難しいし、東北医科薬科大学(宮城県)は2016年度に医学部を開設し、まだ完成年度(1期生が卒業する年)に至っていないため、今回は外しました。

 福岡県にある産業医科大学は、形式上は私立ですが、もともと産業医の育成を目的として、旧労働省が音頭をとってつくった大学です。現在も厚生労働省が管轄する財団法人から支援を受けており、学費は実質的には国立大学と同額(ただし卒業後、指定された病院に所定の年限勤務することが条件)となっています。例外的な存在なので、除きました。

■異なる収益構造

〈表〉の6大学のうち、大阪医科薬科大学を除く5校は、医学部以外、せいぜい看護学部を併設しているのみで、関東の7校とほぼ同じ構成になっています。大阪医科薬科大学は、16年度から大阪医科大学と大阪薬科大学が合併してできた大学です。どちらも合併前に完成年度に達しているので加えました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」