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若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

寝ているだけの生活では筋肉量がどんどん落ちて痩せていく

公開日: 更新日:

 一方で、栄養状態が悪い場合、やってはいけないリハビリがあります。筋肉量を増やす筋トレがその代表です。

 先日、ある患者さんが紹介されてきました。慢性呼吸不全で入院されていたその方は、身長145センチ、体重19キロ。上腕回りは12センチ。食事をうまくのみ込めず、点滴を受けていたのですが、1日の摂取エネルギー量が100キロカロリーで、あまりにも少なすぎでした。私は「歩行などのリハビリの前に栄養状態を良くすることが絶対不可欠」と判断し、主治医に伝えました。

 結局、その患者さんは転院されたので、その後どうなったかわかりません。栄養管理をきちんとされていることを切に願っていますが、栄養管理に熱心でない医師がいまだ少なくないことも事実です。

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