著者のコラム一覧
若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

本格的なリハビリの前に十分な栄養摂取から始める

公開日: 更新日:

 元気になりたいと一生懸命リハビリをしているのに、栄養管理が不十分だったために体重が落ち、亡くなってしまった患者さんを目の当たりにし、私は改めてリハビリにおける栄養管理の重要性を痛感しました。今の病院に来る前の経験です。

 そこでまず立ち上げたのが、栄養サポートチームです。医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師などさまざまな専門家で構成されるチームで栄養評価を行います。痩せているか太っているかをBMIでチェックし、体重の最近の増減も調べます。この数カ月で食事量が減っていないか? 禁食がないか?

 これらの結果から栄養管理とリハビリの内容を決定します。栄養状態によっては、本格的なリハビリの前に、十分な栄養を取ることから始めます。この場合、ベッドや椅子に座るリハビリ、呼吸を良くするリハビリなどは行います。

 特に高齢者では、痩せるのは簡単ですが、太るのは難しい。それこそ、何も対策を講じなければ1カ月で10キロも一気に痩せる人は珍しくありません。

 若い時から痩せている人は代謝が良く、そもそも「痩せやすい体質」。1キロでもいいから増やしたいがなかなか難しい時は、とにかく体重の「さげ止め」を図るしかありません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ