著者のコラム一覧
若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

サルコペニアで嚥下障害 口から食べるために栄養管理を

公開日: 更新日:

 胃ろうに対してマイナスの印象を抱いている人が多いように思います。「一度付けると一生外せない」「無理やり栄養を取らせている」「かえって患者さんをつらい状態にしている」といったイメージがあるのでしょうか。栄養状態が悪い患者さんへ、本格的なリハビリの前に胃ろうなどの経管栄養法を勧めると、「できればそれ以外の方法で」とおっしゃるケースもあります。

 確かに、末期がん認知症の終末期の患者さんであれば、経管栄養法の必要はありません。しかし、本格的なリハビリを考えている患者さんであれば、栄養状態を良くするのに経管栄養法は有効です。栄養改善で、口から食べられたり、歩けたりする可能性があるからです。

 私が今、医療関係者や患者さんに知ってもらいたいことのひとつが、サルコペニアの嚥下(えんげ)障害です。

 サルコペニアとは、加齢、低活動、低栄養、疾患によって筋肉量が減少し、全身の筋力や身体機能の低下が起こることです。嚥下障害がある患者さんには、サルコペニアがしばしば見られます。筋力低下は、喉にも起こります。それによって「ゴックン」という食物ののみ込みをうまくできなくなるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ