変な咳から難病発覚 大工原忍さん救ったアロマとの出合い

公開日: 更新日:

 すると、CT検査で肺に白い影が広がっていることがわかりました。後々、医師からは「進行の遅い病気なので、ここまでひどくなるにはおそらく10年ぐらい前から始まっていただろう」と言われました。でも、それまでずっと水泳やランニングをしていましたし、ホノルルのフルマラソンにも参加していたんですよね(笑い)。

■強い薬の作用で体重が30キロ台に

 CT画像で肺が真っ白、でも結核菌は出ない。原因がなかなかわからず、肺がんやエイズまで疑われた後にたどり着いた検査が「肺を洗って肺の組織を採る」というものでした。口から肺に大量の水を入れて文字通り洗った後、内視鏡で組織を採ります。

 数ある検査の中で一番つらいといわれている検査のひとつだと聞きました。そんなつらい検査に耐えて乗り切ったかいもあり、土や水の中にいる「MAC菌」という細菌が悪さをしていることがわかったんです。

 ただ、その後の治療はさらに過酷でした。というのも、特効薬がないので強い抗生物質と結核の薬を飲むことになったのです。「抗生物質で菌を叩いて肺の影を小さくしてから両肺を半分に切りましょう」という方針で治療がスタートしました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃