著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

孤独<3>歯磨きや入浴の回数が減ったら要注意

公開日: 更新日:

 孤独感にさいなまれると、目に見えるさまざまな症状が出てきます。まず日常的な身の回りのことが面倒になってきます。

 流し台が洗い物でいっぱい、歯磨きや入浴の回数が減ってきた、女性なら化粧がおっくうになったら要注意。洗濯も面倒になるため、同じ服を着続ける人もいます。シャツのボタンが取れているのも気にならなくなってきたら、かなり重症かもしれません。

 掃除や片付けをしなくなるため、家がゴミ屋敷と化すことも珍しくありません。働いている人では、無断欠勤が目立ってきます。健診で異常が指摘されても病院には行かず、それどころか自覚症状が出てきても、あまり気にしなくなります。こうなると最終ステージで、会社の上司や同僚、警察や民生委員が訪ねていったらすでに死んでいた、ということになるのです。

 このような死を「孤独死」と呼んでいますが、明確な定義はありません。誰にもみとられずに亡くなると、司法上は「異状死」と呼ばれます。そのうち事件性がないと判断されたものを孤独死と呼ぶのが一般的です。これには自殺も含まれています。

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