ガンマナイフで生命予後の改善 転移性脳腫瘍の最新治療

公開日: 更新日:

 赤羽センター長は、放射線治療のガンマナイフが専門。

 ガンマナイフは、スウェーデンの脳神経外科医が1968年に開発したもので、開頭せずに治療できる脳内疾患専用の定位放射線治療機器だ。

“定位放射線”は、多方面からがんに集中して放射線を照射することで、正常な組織へのダメージを極力抑えられる。

「転移性脳腫瘍に対するガンマナイフの目的は2つあり、生命予後と機能予後の改善です」

 一般的に、がんは大きいほど悪性度が高くなるが、脳腫瘍はそうとは限らない。

「できた場所によっては、1センチの小さな脳腫瘍でも神経症状や麻痺につながることがあります」

 転移性脳腫瘍が大きかったり、数が多すぎたりして、「ガンマナイフでは転移性脳腫瘍を全て取りきれない」といったケースの場合でも、悪影響を及ぼす場所の脳腫瘍を取り除くことで、生命予後と機能予後、あるいはどちらか一方が改善されることがある。


「58歳で文筆業の女性肺がんから転移して脳の右側に転移性脳腫瘍が。体の片側に麻痺が出て文字を書けない。ガンマナイフを行ったところ、2カ月後には麻痺が消え文筆活動を再開。QOL(生活の質)が上がったと喜んでおられました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ