荒井daze善正さん語る EBウイルスの恐怖とドナーへの感謝

公開日: 更新日:

慢性活動性EBウイルス感染症

「そんな軽い気持ちで付き合っているわけじゃない! さっさと治して私を幸せにしてよ」

 病名が確定して厳しい現実を突きつけられ、半ば別れ話を切り出したボクに対し、彼女(現在の妻)が話した言葉です。結婚前から強かったですね(笑い)。でも、彼女のサポートがあって今があることは間違いありません。

 病名は「慢性活動性EBウイルス感染症」。これがわかるまでに1年近くかかりました。始まりは、雪山でスノーボードに明け暮れていた2006年頃です。微熱が続いてへんとうが腫れ、何だかうまく滑れない日が続いていました。手の震えや足の動きの鈍さに気付いたものの、あまり気にせず滑り続けていたある日、自宅で突然、倒れてしまいました。けいれんして泡を吹いていたようです。気付いた時は病院でした。

 医師に「脳髄膜炎」と言われつつ、原因がわからないので救急病院から大きな総合病院を紹介され、検査入院することになりました。全身麻酔で肺やリンパの組織を取るハードな検査を含め、数え切れないほど検査しました。でも、3カ月以上入院した揚げ句、原因がわからないまま退院となり、別の病院で2週に1回通院の経過観察となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?