精子の動きを障害する抗体が作られ受精しにくくなることも

公開日: 更新日:

 月経不順を来す排卵障害は、急激なダイエットや精神的ストレスなどでも起こるが、最も多いのは排卵を調節するホルモンの分泌異常。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの疾患だ。

「PCOSは、なかなか排卵しないなどの月経異常、血液検査でのLH(黄体化ホルモン)などのホルモン値異常、経腟超音波での卵巣の所見で診断します。多くは排卵誘発剤を使用することで排卵を促します。中には『インスリン抵抗性』が高いために糖尿病治療薬を併用することも。PCOSの原因は不明なところも多く複数の病因が考えられていますが、そのひとつに男性ホルモンの過剰もあります」

 子宮の障害では、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどによって受精卵(胚)の着床を阻害したり、子宮の異常収縮や血流障害が不妊の要因になる。子宮頚管の障害は、頚管ポリープや頚管粘液(CM)の質や量の異常。ポリープがあったり、正常なCMが多く分泌されないと、精子が子宮の奥まで泳いでいけないのだ。

免疫因子は、何らかの免疫異常で精子を障害する抗体(抗精子抗体)が作られて受精しにくくなります。特に精子の運動を止めてしまう『精子不動化抗体』が高いと、人工授精で子宮に精子を注入しても妨害されます」

 きちんと治療をすれば40代でも妊娠は十分可能。あきらめないでほしいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体