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名郷直樹「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

黙っていても高齢になると肥満割合は低下する

公開日: 更新日:

 平均的な日本人の体格は肥満というわけではありませんが、肥満の人がいないわけではありません。今回はその肥満と判定される人について見てみましょう。

 それではBMI25以上という基準でどれくらいの人が肥満と判定されるのでしょうか。国民栄養調査では男子では31・3%、女性では20・6%が肥満と判定されるという結果です。平均的には肥満でなくても割合で見ると肥満の人が案外多いと思われるのではないでしょうか。もちろんこの25という基準がどうかという問題がありますが、それはまた別の機会で取り上げることにして、今回はあくまでこの25という基準で考えていきます。

 さらに年齢別の肥満者の割合を見てみると、男性では50代がピークで36・5%、女性では60代がピークで24・2%となっています。最低は男性、女性とも20代でそれぞれ25・7%、9・5%です。男女とも若い世代と高齢者では肥満者の割合が低い傾向にあり、中年に向け肥満者の割合が増加し、高齢化に伴い減少するという傾向は共通です。

 ただ、女性は高齢になって肥満者の割合が減るといっても、70歳以上で23・7%と20代に比べれば2倍以上の数字です。女性は高齢になっても肥満者がそれほど減るわけではないというふうに言ったほうがいいかもしれない結果です。

 しかし、男性と女性で比べれば、70歳以上の男性の肥満者の割合は28・6%と女性より5%近く高率で、高齢で割合が減る傾向が強いとはいえ、女性よりも男性に肥満者は多いのです。

【連載】生活と健康 数字は語る

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