子供の発達障害で知るべき「感覚過敏と栄養不足」への対策

公開日: 更新日:

「多いのは聴覚過敏です。3階にいても1階で鉛筆を落とす音が聞こえるほど、音に敏感だったり、教室で先生が話をしていても、近くから大声で怒鳴られていると感じる。しかも、自分に必要な音を選択して聞くことができにくい。だから雑踏、お店などでは音の洪水にさらされ、会話が成立せず苛立ってしまうのです」

 視覚過敏だと気になるモノをひときわ大きく感じたり、光を恐れたりする。

「たとえばイチゴの表面のブツブツがクローズアップされ、恐怖感からイチゴであることがわからなくなります。また、必要以上に太陽光や蛍光灯の光をまぶしく感じます」

 文字列が曲がって見えたり、文字の周りの白い部分が明る過ぎて黒い文字が見えなくなったりする場合もある。縦書きは読めても横文字が読めず、英語が苦手という子も。多くの人が気づかないささいな変化に敏感なため、パニックになることもある。こうした子供たちは一度見たものを記憶する能力が高い。突然過去の記憶が思い出されて、急に喜怒哀楽が表れる。

 ほかにちょっと触れられただけで、体を掴まれたり、拘束されたように感じ、必要以上の怒りを感じることもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで