大阪で震度6弱の地震 被災地で気をつけたい健康のこと3つ

公開日: 更新日:

 たこつぼ心筋症は、2004年に発生した新潟県中越地震で数多く確認され、2016年の熊本地震でも報告されている。「何かおかしい」と感じたら、早めに医療機関で診てもらったほうがいい。

「脱水」も、脳・心血管疾患を引き起こしやすくする。

 体内や血管内の水分が不足すると血液の中の塩分が増え、血圧が上がり血管抵抗が上昇する。脱水では心臓が送り出す血液量も減少して血液がドロドロになり流れにくくなる。すると、ポンプである心臓はそれだけ大きな力が必要になり、負担が増大してしまうのだ。また、ドロドロの血液は固まりやすく、血栓によって血管が詰まる危険性が高くなる。そのため、心筋梗塞脳梗塞の発症リスクがアップする。

 ライフラインの復旧が遅れている場合、飲み水を節約したり、トイレの回数を減らすために水分摂取を控えていると、気付かないうちに脱水状態になっているケースも少なくない。喉の渇きを感じなくても、こまめに水分を摂取したほうがいい。

 気象庁は、今後1週間程度は震度6弱程度の地震の恐れがあるとして警戒を呼びかけている。被災者の多くは強いストレスを受けていることを知り、血圧、自覚症状、脱水には十分に注意を払うことが命を守ることにつながる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  3. 3

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  2. 7

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  3. 8

    桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(38)同年代のライバル「篠山紀信と荒木経惟、どっちも俺は認めている」