出過ぎたり泡立ったり…尿の変化は腎臓を知る手がかりに

公開日: 更新日:

 気温がグングン上昇し、水分補給が大切な季節がやってきた。自分では十分補給したつもりでも足りずに、尿量が少なくなるなど、これからはおしっこに変化が出る時期でもある。ときにはそれが人体の要である腎臓を知る手掛かりになるから注意が必要だ。「松尾内科クリニック」(東京・桜新町)の松尾孝俊院長に聞いた。

 腰の背中側に2つある腎臓は血液をろ過して体内の老廃物や有害物質を取り除き、余分な水分とともに体外に排出する“おしっこ製造機”のイメージが強いかもしれない。しかし最近は、多くの臓器と情報を交わして臓器を制御することで生命維持に貢献していることがわかってきた。

「心臓が送り出す血液の4分の1が集中する腎臓は、血液を管理する司令塔でもあります。365日24時間働いて、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンなど水分やミネラルの調整をして、きれいな血液を全身に供給するほか、EPO(エリスロポエチン)やレニンと呼ばれるメッセージ物質を放つことで『酸素の運び屋』である赤血球の量や血圧を調整します。骨づくりに必要なビタミンDを活性化する働きもあり、ホルモンを産出したり、活性化したりする役割もある大事な臓器です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」