震災時におびえ症状も 発達障害の子供をどうケアするべき

公開日: 更新日:

 被災地の子供たちには夜尿症やまとわりつき、甘え、反抗のような退行現象や悪夢や夜驚やおびえの症状が見られるが、発達障害がある場合は、いったん消失していた発達障害による症状が再出現したり、より強くなることが報告されている。

「発達障害の子供たちに接する人にお願いしたいのは“そっちに行ってはダメ”“ここに(あなたが望む品物)はない”と言うのではなく、“この場所に座って下さい”“ここにあります”と肯定的な言葉で声掛けすることです。また塾や習い事、あるいはお気に入りのグッズやテレビ番組など、震災以前の習慣や活動を続けられるようにすることは安心につながります。“非常時だからやめろ”と言うのではなく、できるだけ続けさせましょう」(宮尾院長)

■急増する大人の発達障害にも当てはまる

 発達障害とは生まれつきの脳の特性により、社会生活に困難が発生する障害のこと。コミュニケーションが苦手でこだわりが強い「自閉症スペクトラム障害」(ASD)、不注意で落ち着きがない「注意欠陥多動性障害」(ADHD)などが主な障害だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状