震災時におびえ症状も 発達障害の子供をどうケアするべき

公開日: 更新日:

 睡眠は生活リズムの基本。それが乱れると自閉症スペクトラム障害の人は他人の思惑を察することが下手になり、想定外の出来事にうろたえる傾向もいっそう強くなる。多動障害の子供はますます多動になり、不注意な子供はますます不注意が目立つという。

「逆に睡眠時間を増やしただけで多動が1週間で軽減することもあります。親が子供の睡眠の状態をよく見ることです」(井原教授)

 災害はいつ誰に降りかかるかわからない。不幸にして被災したときは住民同士が互いの状況を理解し、協力し合わなければかえって強いストレスを生む。

 ならば、より多くの人が発達障害の子供たちの震災時での心と行動の特徴を理解しておいた方がいい。それは急増する大人の発達障害の人にも当てはまる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ