震災時におびえ症状も 発達障害の子供をどうケアするべき

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 睡眠は生活リズムの基本。それが乱れると自閉症スペクトラム障害の人は他人の思惑を察することが下手になり、想定外の出来事にうろたえる傾向もいっそう強くなる。多動障害の子供はますます多動になり、不注意な子供はますます不注意が目立つという。

「逆に睡眠時間を増やしただけで多動が1週間で軽減することもあります。親が子供の睡眠の状態をよく見ることです」(井原教授)

 災害はいつ誰に降りかかるかわからない。不幸にして被災したときは住民同士が互いの状況を理解し、協力し合わなければかえって強いストレスを生む。

 ならば、より多くの人が発達障害の子供たちの震災時での心と行動の特徴を理解しておいた方がいい。それは急増する大人の発達障害の人にも当てはまる。

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