「ミラーマン」石田信之さん 8度の手術で辿り着いた境地

公開日: 更新日:

 そこでも初めは「大したことはない。腸の風邪みたいなもの」と言われました。ただ、どうにも納得がいかなかったので「内視鏡で検査してほしい」とこちらからお願いしたんです。するとカメラが入っていかない事態となり、診察室がざわつきました。思わず「やばいですか?」と聞くと「やばいです」と返され、「相当やばいですか?」という問いにも「相当やばいです」と続きました。

 腫瘍が邪魔をしてカメラが入っていかなかったのです。「大腸がんのステージ4」と告げられました。付き添ってくれた娘の後日談では、そのときすでに「余命6カ月」と宣告されたようです。

 それでも、ボクは「ステージ4なら4でいいじゃないか。治せばいいんだろ。ダメならそれが運命だ」と焦りも気負いもありませんでした。あとはもう“まな板の上のコイ”。

 抗がん剤で腫瘍を小さくしてから14年3月に大腸がんを切除、5月に胃がん(内視鏡手術)、8月に肝臓がんの手術をしました。さらに、術後の検診でまだ肝臓に影が見えると言われ、11月にもう一度同じところを切ったら、癒着が見つかって大変でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”