声帯ポリープが…手術前に受けるべき「声の衛生教育」とは

公開日: 更新日:

 パンフレット群も声帯ポリープが消えた人がいたが、26.3%とチーム医療群の2分の1以下だった。

「声の衛生教育を徹底すれば、手術が不要になることが証明されました。パンフレットを見て、自分で行う方法でも効果はありますが、専門家と一緒に生活を見直し、声帯に負担をかける習慣をあぶり出して改善すればより効果が高くなります。また、私は子供を対象に比較試験を行ったこともありますが、この場合も、声の衛生教育で声帯ポリープが消える結果が出ました」

 声帯ポリープに悩んでいる人は、まずは担当医に「声の衛生教育」について相談を。やり方を説明したパンフレットなどを渡してくれるかもしれない。

 冒頭で触れたように、がんとの区別がつかないため声帯ポリープを手術で取る、という考え方もある。

「ものによりますが、耳鼻咽喉科に相談して明らかにがんを疑う症状がないようなら、1~2カ月間、声の衛生教育で様子を見てもいいのでは? 2週間ほどで消失した例もありました」

 声の衛生教育は、声帯ポリープが終わった後も、極力続けるべし。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」