著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

年間8万人亡くなる中高年の3割は残念な最期を迎えている

公開日: 更新日:

 3番手は自殺です。なんと6400人が、自ら命を絶ちました。

 そして4番手が、僅差で脳卒中(約6300人)。血管が詰まる脳梗塞、血管が切れる(破れる)脳内出血、脳動脈瘤が破裂するくも膜下出血の総称です。全年齢では脳梗塞が圧倒的に多いのですが、中高年男性に限れば、まだ若いので脳梗塞は少なく、逆に脳内出血(約3100人)とくも膜下出血(約1700人)の比率が高くなっています。

 これら上位4つを合計すると、約5万6000人。全死亡の実に7割を占めています。

 ただ4大死因が多いことぐらいは、すでに多くの方がご存じのはず。さまざまな対策も講じられています。早期発見だけでも、職場健診、人間ドック、がん検診、ストレスチェックなどなど。治療法も日進月歩です。一般の関心が高いため、テレビも新聞・雑誌も、インターネットも、これらの病気の話題であふれかえっています。

 逆に、残り3割の死因は、ほとんど相手にされません。しかし、その中には、心がけ次第で十分に予防できそうな、ちょっと残念なものが数多く含まれています。今回は、そんな気になる死因を、いくつかピックアップしていきましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?