指のこわばりや靴下の痕に注意 “SOS”をキャッチする方法

公開日: 更新日:

 問題は、こうした症状は他の原因でも起こり得るため、腎機能低下の症状だと気付かない人が大勢いることだ。

「尿毒症の症状は個人差が大きく、糸球体ろ過量(GFR値)が6段階中5段階のステージ4であっても、まったく自覚症状がない人もいます」

 その一方で、ごくわずかだが尿毒症の手前の段階で腎機能の低下に気付く人もいる。それは、尿とむくみに表れる。

「尿に血液中のタンパクが含まれるタンパク尿は腎臓の重要な症状です。細かい泡ではなく、よく泡立って蜂の巣の状態が長く続く尿はタンパク尿を疑います。末期の腎臓病になると夜間頻尿になったり尿量が極端に減ったり、増えたりします」

 全身にむくみが出て足は靴がきつくなる、靴下の痕がハッキリ残る、目の周りが腫れぼったい、指輪が抜けにくい、指にこわばりを感じるなどでむくみを自覚するという。

「とはいえ、症状では自覚するのは難しい。健康診断の尿検査、血液検査をよく見て、問題があれば腎臓内科を受診するのがベストです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”