こういう風に死ぬんだな…佐藤尚之さんが語る劇症型アレルギー

公開日: 更新日:

 でも、11月末から20年ぶりに車の運転やスポーツを復活させ、行動パターンを変えました。そして12月末、身近な人の死がきっかけになり、「成功体験は脱ぎ捨てる」という持論を思い出したんです。何千万円もつぎ込んだ食の経験値を「過去のもの」とするのは惜しいですが、なくしたものを思って自分を哀れむのは最悪です。そう考えられるようになったら、楽になりました。

 アナフィラキシーショックは誰でもなります。アレルギー体質でなくても、体が弱っているときなどは、特に生魚には気を付けてください。

 (聞き手=松永詠美子)

▽さとう・なおゆき 1961年、東京都生まれ。大学卒業後に大手広告代理店へ入社し、コピーライター、CMプランナーとして活躍。2011年、東日本大震災を経験して独立し、㈱ツナグを設立。一般社団法人「助けあいジャパン」代表、復興庁復興推進参与、大阪芸術大学客員教授なども務める。執筆も多く、最新刊にマーケティングの考え方を説いた「ファンベース」(ちくま新書)がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性