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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

妻にイボの増大を指摘され…がんも一病息災でうまくいく

公開日: 更新日:

 漫画家の柴門ふみさん(62)は2010年に乳がんと診断されましたが、手術やホルモン療法を受けて、今も元気にペンを走らせています。

 今も1年に1回マンモグラフィー検査(乳房X線撮影)を受けていて、検査の日は自分へのご褒美で、買い物に出掛けたりおいしいものを食べたりしているそうです。

 兄弟フォークデュオのビリー・バンバンは14年、兄の菅原孝さん(74)が脳出血、弟の進さん(71)が大腸がんを相次いで患っています。それぞれ大病を克服し、2年後には「さよなら涙」を発表。その歌詞には、こんなフレーズがあります。

「♪さよなら涙 この先へ行こう」

 孝さんは読売新聞のインタビューに「ファン自身が病気だったり、身内に病気の人がいたりするから今は気持ちが重なる。病気はマイナスだけじゃなかった」と語っています。

 柴門さんも菅原さん兄弟も、病気と折り合いながら前向きです。病気になったからこそ、体の声に耳を傾け、前向きになれたという一面もあるでしょう。

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