ビリー・バンバン菅原進 盲腸がん手術で検診の大切さ痛感

公開日: 更新日:

 入院の日の午前中までレコーディングでした。意識したつもりはありませんが、あとから聞くと「これが最後かもしれないと思っていたのかな」と思うほど詞の世界に入り込んでいて、すごく丁寧に歌っていることがわかります。曲名も「運命が二度あるなら」という歌で、まさに運命を感じました。

 あの日は、「これが終わったら入院」という不安がありつつも「よし! もう先生に任せるしかない」というスッキリとした覚悟もあって、いつもより集中できてとってもいい感じのレコーディングでした。

■すごく痛くて「子供みたいに泣いた」

 手術したのは大腸がんの中の「盲腸がん」です。発見されにくいがんですが、僕はもともと糖尿病持ちで、毎月、血液検査をしていました。そこで少し数値に異常があって内視鏡検査をしたら、しこりが見つかったのです。後日、医師から「ステージⅡだけど、心配だからお腹を開けて取りましょう」と言われて、開けてみたらステージⅢだったそうです。

 手術は、2~3時間でした。切ったのはヘソの下あたり15センチほど。麻酔から覚めてすぐは、すごく痛くて、「痛いよー! おかぁちゃん」って泣いたくらい。おかげさまで痛みは半日ぐらいで引きましたが、66歳のおじさんが子供みたいに泣くんですから、きっと看護師さんたちに笑われてたろうな(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動