5月は眠りすぎに要注意 ヤル気の出る寝室のポイントとは

公開日: 更新日:

 ぐっすり熟睡できるかどうか。日々のヤル気や体調は「睡眠」に大きく左右される。しっかり寝たはずなのに体がダルい……。毎晩なかなか寝付けない……。悩んでいる人は寝室を見直すべし。「ベスリクリニック」(東京・千代田区)で睡眠外来を担当している作業療法士の菅原洋平氏にヤル気の出る寝室のポイントを聞いた。

「気温が上昇して気圧が下がる5月は、リラックス状態で活発になる副交感神経が優位になる季節です。活動量が増えることで、体を休めようとする『お休みモード』に入るのです。そのため、眠り過ぎてしまって睡眠のリズムが崩れ、日中もボーッとしたり、いつまでも眠い状態が続いたりする人が多くなります」

 これを防ぐには、起床時は活動状態で活発になる交感神経が優位になるよう、しっかり切り替えさせることが重要になる。

 肝心なのは「日の光」だ。人間は、日光を浴びると、脳を眠らせるホルモン「メラトニン」が急激に減って目が覚める。体も交感神経が優位になって活動モードに入る。

「メラトニンは網膜が光を感知した時点から分泌がストップします。朝にしっかり減らすと、夜には増えやすくなり、睡眠リズムも整います。起床時に日の光をしっかり浴びることができるよう、ベッドは窓際に設置して、頭を窓に向けて寝るのがベストです。カーテンを少し開けておけば、自然と光を感知できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋