著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

65歳以上に医療大麻の使用者が急増…その背景にあるもの

公開日: 更新日:

 65歳以上のアメリカ人の医療大麻使用が大幅に増加していることが、米政府による年次調査で分かりました。

 アメリカで最初に医療大麻が合法化されたのはカリフォルニア州で1996年のこと。2019年6月現在、医療大麻は50州中33州とワシントンDCで合法化され、ほかの処方薬と同じように医師の処方によって購入することができます。

 医療大麻を使用する人は急速に増えていますが、最も増加率が高い世代が65歳以上で、実に3・4%が昨年1年間に医療大麻を使用したと答えています。これは10年前の10倍。また、60~64歳では9・4%で、10年前の1・9%に比べ5倍と高い伸びです。

 医療大麻の使用目的は、関節炎や慢性の痛みの緩和から、うつ病、不安神経症などの症状の軽減まで多岐にわたっていますが、気になるのはコロラド大学が行った調査結果です。 

 コロラド州は医療大麻のみならず、嗜好(しこう)品としての大麻も合法化されています。ところが調査に参加した60歳以上約140人の多くは医療大麻を使用したいのに、医師からの処方を受けることが難しいと感じていると答えているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か