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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

65歳以上に医療大麻の使用者が急増…その背景にあるもの

公開日: 更新日:

 65歳以上のアメリカ人の医療大麻使用が大幅に増加していることが、米政府による年次調査で分かりました。

 アメリカで最初に医療大麻が合法化されたのはカリフォルニア州で1996年のこと。2019年6月現在、医療大麻は50州中33州とワシントンDCで合法化され、ほかの処方薬と同じように医師の処方によって購入することができます。

 医療大麻を使用する人は急速に増えていますが、最も増加率が高い世代が65歳以上で、実に3・4%が昨年1年間に医療大麻を使用したと答えています。これは10年前の10倍。また、60~64歳では9・4%で、10年前の1・9%に比べ5倍と高い伸びです。

 医療大麻の使用目的は、関節炎や慢性の痛みの緩和から、うつ病、不安神経症などの症状の軽減まで多岐にわたっていますが、気になるのはコロラド大学が行った調査結果です。 

 コロラド州は医療大麻のみならず、嗜好(しこう)品としての大麻も合法化されています。ところが調査に参加した60歳以上約140人の多くは医療大麻を使用したいのに、医師からの処方を受けることが難しいと感じていると答えているのです。

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