治療9年目…江本孟紀さんは加齢黄班変性で人生観が変わった

公開日: 更新日:

 予防のために注射をするというやり方もあるんですけど、ボクの主治医は「両目を使えばちゃんと見えて日常生活に支障がないなら経過観察だけにして、もし進行してきたら手当てしていこう」という考え方。ボクもそれで納得しています。iPS細胞を使った根本的な治療に期待しているんですが、ボクが生きている間に標準治療になればいいけど。

■日中は常にサングラスをかけている

 加齢黄斑変性は欧米人に多くて、日本人も食生活が欧米化したことによって増えてきた現代病だといわれています。直接的な原因は加齢だから、どうしようもない。昔は「人生50年」といったぐらいだから、ボクの年齢では体の機能としてはもう終わってるんですよ。みんな自分だけは元気だと思ってるけど、60歳すぎたらいつ何かしらの病気になってもおかしくない。病気になったら、人生に区切りをつけて“これから”を考えないと。ボクは楽しもうと思っています。

 楽しむためには、目は大事です。眼科に定期的にかかるようになったので、白内障緑内障といった他の目の病気にも備えられるようになりました。紫外線に気をつけるようになって、日中はサングラスを常にかけています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」