手術がダメなら…注射でできる椎間板ヘルニアの新治療とは

公開日: 更新日:

 ヘルニコアの効果は手術に劣るとされるが、椎間板ヘルニアの脱出の仕方でヘルニコアの効果が得られやすいタイプと効果が発揮されにくいタイプが存在し、適切な患者であれば手術と同等の成績を得ることができると期待されている。

「ヘルニコアが保険適用となるのは、ヘルニアのいくつかある型のうち、後縦靱帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア。MRIなどの画像検査で、ヘルニコアの適応の有無を判断してもらうといい」

 ヘルニコアの使用には、「日本脊椎脊髄病学会または日本脊髄外科学会指導医」「日本脊椎脊髄病学会または日本脊髄外科学会指導医の指導下にある医師」「ヘルニコアの治験に参加した医師」のいずれかに該当し、かつ椎間板穿刺の経験を有する医師という条件が課せられている。

 また、施行可能な施設についても要件が設定されているが、これらは著しく限定する条件ではないので、効果が高ければ、今後どんどん世に広まっていくことが予想される。

「スパッと痛みを取りたいなら手術。手術の決心がつかなければ、まずヘルニコアによる治療を受けてみる。ヘルニコアで痛みがあまり良くならなかったり、いったん改善したものの再度出てきた時点で改めて手術を検討するという方針もあるかと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情