声が音声としては聞こえるけど何を言っているか分からない

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 転機となったのは、真壁さんが大学1年のとき。それまで、耳鼻科に検査に行っても、聴力に異常はないと言われていた真壁さんだが、実際に聞き取れなくて困っていることから、自分には耳に何かの障害があるのではないかと思っていた。

 そこで、通っている大学に耳の聞こえない人への教育について勉強する聴覚言語障害教育コースがあったことから、それを受講。合わせて、耳の障害についてネットでいろいろ調べていたときに見つけたのが、APD(聴覚情報処理障害)という概念だった。

■日本での周知はこれから

 APDとはAuditory Processing Disorderの略。まずアメリカで提唱されるようになったので、日本で広まったのは、ここ3、4年のこと。先頃、日本では初めての一般向けのAPDの解説書である「聞こえているのに聞き取れないAPD(聴覚情報処理障害)がラクになる本」(あさ出版)を出版した、耳鼻咽喉科専門医で「ミルディス小児科耳鼻科」(東京・北千住)院長の平野浩二氏は次のように解説する。

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