3つの病気に注意 「視力」が悪い人は認知症リスクが高い

公開日: 更新日:

「加齢で発症リスクが高くなる目の疾患は、主に3つあります。白内障緑内障、加齢黄斑変性です」

 たとえば、白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が濁って見えづらくなる病気だが、手術で濁った水晶体を取り除き、人工の水晶体を入れて視力を取り戻すと、認知機能が改善することが研究で確認されている。治療法がないのなら別だが、白内障、緑内障、加齢黄斑変性はいずれも治療法があるのだから、利用しない手はない。

■片目の視力が悪くてももう片方で補うので気づきにくい

「問題は、一方の目が白内障や緑内障、加齢黄斑変性を発症していても、もう一方の目で視力を補ってしまうため、患者さん本人がなかなか気づかない点です。気がついたときには相当進行しているケースも珍しくない」 緑内障や加齢黄斑変性では、落ちた視力は元に戻せない。

 対応が遅れれば、視力を失ってしまう可能性もある。「新規に視覚障害認定を受けた18歳以上の視覚障害者」(2015年)のうち、緑内障はトップで28・6%。加齢黄斑変性症は8%で第4位だった。視力が著しく落ちてから後悔しても遅い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声