3つの病気に注意 「視力」が悪い人は認知症リスクが高い

公開日: 更新日:

 では、どういう「見え方」の場合、病気を疑うべきか?

白内障は、『もやがかかって見える』『ものがかすんで見える』『明るいところでまぶしくて見えづらい』などが初期症状です」

 最初は点眼薬で対応。本人が「生活に支障がある」「もっとよく見えるようになりたい」と思った時が、手術のタイミングだ。

 緑内障は視神経が圧迫される病気で、最初は一部が見えなくなる「視野欠損」がある。次第に消えている箇所に加え、ぼやっとしたかすみが出現し、末期になるとハッキリ見える部分がどんどん狭くなっていく。治療は点眼薬、レーザー治療、手術などがある。

 そして、加齢黄斑変性は、物を見る上で重要な網膜の中央に異常が生じ、「見たいところが見えない」ようになる。

「『新聞の読もうとしている部分がぼやける』『料理で包丁で切ろうとしているところがぼやける』などです」

 国内では2004年に光線力学的療法、08~09年に抗VEGF薬療法が登場し、これらを組み合わせた治療で視力低下を防ぐことができるようになった。

 だから、最も重要なのは早期発見だ。40歳を越えたら定期的に片目ずつ見え方のチェックをし、おかしいと思ったらすぐに眼科へ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が