気付いたら管を何本もつながれ…国府弘子さん語る急性心筋梗塞

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「もし、もうダメと言われたらお玉でイクラとウニとタラコを思い切り食べて死んでやる」と思っていたくらい(笑い)。でも心筋梗塞から生還できた今、タラコひと腹はダメでも一切れ食べられるなら幸せじゃないかと思えるようになりました。

 100%取り上げられることに比べたら、少しの努力なんて簡単なこと……。そう思って食事制限を重ねていたら、何と体重がみるみる4キロ減ったのです。するとどうなったかというと、着られなくなって長くクローゼットの奥で冬眠していたお気に入りの衣装たちがどんどん着られるようになってきたのです。「災い転じて福となす」とはまさにこのこと。ピアニストにとって衣装は、自己を表現するためのとても重要な位置付けなので、本当にうれしくて楽しんでいます。

 あの日のコンサートは幸いにも、私のほかに名だたる方々がたくさん出演されるものだったので、「チケット払い戻し」といった最悪の事態は免れましたが、多くの方にご心配とご迷惑をおかけしてしまい、プロとして本当に反省しています。

 還暦で激痛を一度味わったことは、いろんなことに「感謝」するきっかけをくれました。倒れる前に新作アルバム「ピアノ・パーティ」の録音が済んでいたこともラッキー。生きてリリースできることもみなさまのおかげです。 (聞き手=松永詠美子)

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